移乗介助による急性腰痛が改善した症例

お客様のプロフィール

男性・30代・介護士

こんな症状でお悩みでした

症状

移乗介助の最中に腰へ痛みが走り、その後前かがみができなくなった——そんな状態が翌日になっても引かず、不安を感じて来院されました。

靴下を履く、寝返りをする、立ち上がるといった何気ない動作もつらく、「いつ仕事に戻れるのか」という目安を知りたいというご相談もいただきました。

  • 急性腰痛、ぎっくり腰様症状
  • 前屈時の痛み
  • 寝返り時の痛み
  • 歩き始めの痛み

当院で行った施術

  • 施術の写真
  • 施術の写真

骨盤矯正整体と鍼灸を組み合わせ、急性期は刺激量を抑えた腰部・骨盤まわりの調整を実施。痛みが落ち着いた段階で、動作改善の指導へと移行しました。

改善までの経過

初回

移乗介助中に起きた急性腰痛に関連する姿勢、可動域、筋緊張、痛みの出る動作をまず確認。痛みの強い部位には過度な刺激を入れず、首・肩・腰・骨盤まわりの負担を減らすことを目的に、軽めの手技療法を実施しました。
必要に応じて鍼灸も併用し、筋緊張の緩和と痛みの軽減にアプローチしています。

急性期であったため、無理なストレッチや強い揉みほぐしは避け、痛みの少ない姿勢や仕事復帰時の注意点をご説明しました。
施術後は、痛みの変化や可動域、日常動作のしやすさも確認しています。

2回目(翌日〜数日後)

初回後の痛みの戻り方、仕事中の負担、睡眠の状態を確認したうえで施術を継続。移乗介助中に起きた急性腰痛に関係する筋肉の緊張を緩める手技療法と鍼灸を続けて行いました。

前回より動かせる範囲が広がっている場合は、軽いストレッチやセルフケアも追加。デスクワークや立ち仕事、介助、運転など、職業動作に合わせた姿勢修正の指導も行っています。
症状が強くなる動作は避けながら、日常生活で動かせる範囲を少しずつ増やす方針で進めました。

3回目の施術(数日後〜1週間前後)

痛みの出る動作と出ない動作を再評価。骨盤・背骨・肩甲骨・股関節の連動性を整える整体に切り替え、鍼灸では局所だけでなく、関連する筋肉の過緊張にも刺激量を調整しながらアプローチしました。
再発しやすい作業姿勢を想定し、仕事前後のストレッチや休憩の取り方、体の使い方をより具体的にご提案しています。

1週間後

日常生活での痛みの軽減度合いや、仕事中の負担が減っているかを確認。再発予防を目的に、体幹・肩甲骨・股関節まわりの運動療法を新たにスタートしました。
仕事中の姿勢も再確認し、無理なく続けられるセルフケアに絞ってお伝えしています。
鍼灸は、筋緊張の強い部位を中心に、疲労回復と血流改善を目的に継続しました。

2週間後

仕事や家事の中で支障が残る動作を再確認。痛みを取るだけでなく、「同じ負担がかかった時にも再発しにくい状態」を目標に調整を行いました。
整体・鍼灸・運動療法・生活指導を組み合わせ、職業動作に合わせたメンテナンス計画を作成しています。

院長より

急性腰痛では、初期に無理に動かしすぎたり、強く刺激しすぎたりすると、かえって痛みが増してしまうことがあります。
この症例では、発症直後は痛みの程度、下肢の症状、動ける範囲を丁寧に確認し、刺激量を慎重に調整する流れにしました。

介護現場は動作の特性上、再発しやすい環境でもあります。
症状が落ち着いた後は、移乗介助のフォームや福祉用具の活用、周囲のスタッフとの連携を見直すことが、長期的な予防には重要だと考えています。